演奏が「もたる」とは?ドラムと一緒に音を出す小さな勇気

「もたる」の意味を知り、ドラムと一緒に発音してみる勇気のイメージ

「勇気がいるんです!」。ドラムに合わせて歌ったり、楽器の音を出したりするとき、タイミングを間違えそうでためらうことがあるかもしれません。

音楽でいう「もたる」は、演奏が決められたテンポより遅くなることです。まず意味を知り、音をよく聴きながら、ドラムと同じ拍で音を出すことを考えてみましょう。

演奏で「もたる」とは?

「もたる」は、演奏のテンポが遅くなったり、狙った拍より音が後ろにずれたりする状態を指す言葉です。反対に、予定したテンポより速く進んでしまうことを「走る」といいます。

例えば、ドラムが刻む「タン、タン、タン、タン」に合わせて歌い始めたいのに、声が少し後から出る場合があります。ただし、遅れの原因は一つではありません。「聞いてから声を出すから、必ずもたる」と決めつけることはできません。

また、音楽には意図的に後ろ寄りのタイミングを使う表現もあります。ここでは、意図せず拍から遅れる場面を中心に考えます。

ドラムの音を「聞いてから」ではなく、「聴きながら」合わせる

ドラムの一音が鳴るたびに「今だ」と判断してから声や楽器の音を出そうとすると、狙ったタイミングに間に合わないことがあります。

大切なのは、ドラムを聴かないことではありません。拍の流れを感じながら、次に音が鳴る位置を予測し、ドラムと一緒に音を出してみることです。

最初からぴったり合わせようとしなくても大丈夫。少し早かったか、遅かったかを聴き比べることが、タイミングを考える手がかりになります。

「勇気がいる」を小さな練習に変える3つのステップ

ここからは、ドラムや一定の拍に合わせる感覚をつかむための練習例です。特定のお子さまへの効果を保証するものではなく、難しいと感じたらテンポや音数を減らして試してみましょう。

  1. まずは音を出さずに、「1・2・3・4」と拍を数える。ドラムのリズムやメトロノームを聴きながら、同じ速さで数えてみます。
  2. 慣れたら、拍に合わせて短く「タン」と声を出す。ドラムを聴きながら、次の拍を予測して一緒に声を出します。
  3. 最後に、短い歌の一節や楽器の一音で試す。うまくいかなければ、速さを落としてもう一度。早い・遅いの違いを聴き比べます。

「間違えないように待つ」のではなく、「この拍で音を出してみよう」と決めること。小さな一回を積み重ねるところから始められます。

音がずれるとき、子どもに伝えたいこと

タイミングが合わないとき、「リズム感がない」とすぐに決めつける必要はありません。曲が速すぎる、フレーズが難しい、音を出す前に迷ってしまうなど、考えられる状況はいくつもあります。

「どこで遅れたかな」「ゆっくりなら一緒にできるかな」と、音を聴きながら確かめることができます。できた・できないだけではなく、試してみたこと自体に目を向けるのも一つの考え方です。

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よくある質問

「もたる」と「走る」はどう違いますか?

「もたる」はテンポやタイミングが遅れること、「走る」は速く進んでしまうことを指します。

歌でも「もたる」ことはありますか?

はい。歌い出しや言葉を出すタイミングが、伴奏の拍より後ろにずれる場面でも使われる言葉です。

ドラムに合わせるには、音を聞かないほうがいいのですか?

いいえ。ドラムをよく聴きながら拍の流れを捉え、次のタイミングを予測して一緒に音を出すことがポイントです。

「やってみたい」を、音にしてみませんか?

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